煤竹籐巻の篳篥になります。 15年ほど前に譲り受けました。 前の持ち主が言うには昭和の終わりの頃の製作品だそうです。 作者に関しては北関東の工房、ということ以外は頑なに教えてもらえなかったので不明といたします。 割れも見当たらず楽器としての状態は良いと思います。 図持に少し漆剥げが見られますが演奏には影響ありませでした。 蘆舌（リード）は付属しません。 ケースはプラ管の入っていた樹脂製のものになります。 さらっとした吹き心地で優しい歌声のような音色です。 個人的にはこれで吹く双調が大好きでした。 ビービーバリバリ吹くような流行りの音ではないです。 主張が激しくないので延べや歌の付物によく合いました。 どなたか使ってくださればと思いお出しします。 品物の特性上、返品はご遠慮ください。